【ご報告】「偽坊主」から家族を守る!現役仏具店員が作る『命の絵本』

【ご報告】悲しみにつけ込む「偽坊主」から家族を守るために。16年の現役仏具店員が『命の絵本』プロジェクトを始動します。

スギ

いつも『仏具の教科書』をお読みいただき、ありがとうございます。
現役仏具コーディネーターのスギです。

私はこれまで16年以上、現場に立ち続け、数多くのお客様の「手を合わせる気持ちをかたちに表すサポート」や、「お客様自身、親、そしてご先祖様の品格を上げるお手伝い」をさせていただいてきました。

本日は、いつもの仏事の解説ではなく、私自身のとても苦く、そして今の活動のすべての原点となっているお話をさせてください。

結論から申し上げますと、私は過去に自分の最愛の祖母の葬儀で「偽坊主」の被害に遭い、そしてつい先日、大切な親友を亡くしました。

この記事は、特定の葬儀社やお寺を非難するためではありません。
「正しい知識がないゆえに、大切な儀式が台無しになってしまう」という悲劇をこの世から無くすために、皆様にどうしても知っておいていただきたい現場の事実と、私の新たな決意の記録です。

目次

「幽霊でもいいから出てきてくれ」。悲しみの中で人は脆くなる

先日、故郷の旧友の訃報が届きました。
信じられない想いの中でお参りに行ってきましたが、もともと幽霊など一切信じないこの私ですら、骨になった旧友を前にした時ばかりは「幽霊でもなんでもいいから、出てきてくれ」と願わずにはいられませんでした。

仏教の教えを長年学んできた私ですら、「死」という現実を受け入れるのは決して容易なことではありません。今も胸にぽっかりと穴が空いたような、深い寂しさの中にいます。

この経験を通して、私は現場で見てきたある恐ろしい真実を、改めて痛感しました。

それは、「死」という精神的に大きな負荷がかかっている状態では、人はいつも以上に脆く、騙されやすくなり、間違った選択をしてしまうリスクが極めて高くなるということです。

業界10年目のプロすら防げなかった、取り返しのつかない後悔

悲しみに暮れるご遺族の「少しの隙」を突く、悪意ある存在。
実は私自身、仏具業界に入って10年ほど経った頃に、最愛の祖母の葬儀でその被害に遭いました。

コロナ禍の最中に祖母が亡くなり、県外に住んでいた親族が業者選定などの手続きを一任していました。
しかし葬儀の当日、読経が始まった瞬間に私は強烈な違和感を覚えました。親族が依頼したはずの宗派と、目の前でお経を読んでいる僧侶の宗派が全く違っていたのです。

すぐに葬儀社へ確認しましたが、「お寺の名前は知っているが、宗派までは把握していない」という無責任な言葉。さらに、そのお寺に直接電話で確認すると、「今回は代行で行ったから問題ない」と言い放たれました。

僧侶の資格は一つの宗派に限り有効であり、他宗派の代行など本来あり得ません。私がその事実(正しい知識)を指摘した途端、相手は逆ギレし、凄まじい剣幕で暴言と脅しを浴びせてきました。

のちに分かったことですが、一部の不誠実な葬儀社とお寺が結託し、「どこの宗派でも大丈夫ですよ」とご家族を騙して手配し、その紹介料(キックバック)を受け取るという仕組みが存在していたのです。

法律で裁けない闇から、家族を守る唯一の方法は「知識の盾」

祖母の葬儀から数年が経った今でも、私の働く現場では「偽坊主に葬儀をされてしまった」と悔やまれるお客様のお話が後を絶ちません。

私が最も恐ろしいと感じたのは、こうした行為が「法律違反として明確に取り締まることが難しい」という現実です。

「死」という正体のわからない不安につけ込まれ、言われるがままに高額な費用を払い、意味のない迷信や不誠実な業者に振り回されてしまう。10年間現場にいたプロの私でさえ、親族に任せきりにした少しの隙に台無しにされてしまったのです。

組織のトップから注意を受けても繰り返され、法で完全に裁くこともできない彼らの「倫理観の欠如」。
この状況で、私たち一般の人間が身を守るためには、「自分たち自身があらかじめ正しい知識を持ち、自衛する」しか方法がありません。

専門書ではなく、「絵本」という盾を配りたい

「亡き人はすぐに仏様となり、温かく見守ってくれている。だから、こちらから何かをしてあげないと浮かばれない、と自分を責める必要はない。ただ気づいて感謝するだけでいい」

この仏教の本質的で優しい真実を知っていれば、悪徳業者に不安を煽られることはありません。しかし、それを難しい「専門書」で学ぼうとしても、なかなか頭に入りません。

そこで私がたどり着いた答えが、【親から子へ】伝えたい命の絵本を作ることでした。

クラウドファンディングページへ

絵本であれば、難しい理屈を抜きにして、親から子へ、そして孫へと直感的に「命の繋がり」を伝えることができます。

「人は亡くなったらどうなるの?」
そんな子どもからの素朴な疑問やあやふやな不安に、スピリチュアルではなく論理的な視点と、イラストレーター:888はちみっつ様(@888hatimittu2)による温かいイラストで解き明かす絵本『あみださまって だあれ?』です。

幼い頃からこの「正しい知識」という盾を持っていれば、大人になった時、不誠実な業者に惑わされることは決してありません。ご先祖様へ手を合わせる気持ちを、正しい形で次世代へ繋いでいくことができます。

4月8日(花祭り)始動。悲しい人を減らす運動に、お力をお貸しください

悲しみに暮れる人が、せめて不当な扱いで二重に傷つくことがないように。
周りにいる人が「正しい知識」で支えてあげられるように。

この絵本を最高のクオリティで完成させ、全国の必要としている方へ届けるため、お釈迦様の誕生日である4月8日(花祭り)から5月10日(母の日)までの期間、クラウドファンディングに挑戦いたします。

これは単なる「絵本の販売」ではありません。
正しい知識を広め、仏事で悲しい思いをする人を減らし、悪徳業者から家族を守るための「運動」です。

誰かを恨むためではなく、未来の誰かが同じ悲しい思いをしないために。
誰もが迷信に振り回されず、安心して手を合わせられる世界を作るため、私は本気で動きます。

どうか、この挑戦に皆様の温かいご支援と応援をよろしくお願いいたします!

▼プロジェクトの詳細・ご支援はこちらから(4月8日公開)
[絵本【あみださまって だあれ?】のクラウドファンディングページ]

4月8日(花祭り)始動!偽坊主に騙されない『知恵の盾』を届ける絵本プロジェクト
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この記事を書いた人

スギのアバター スギ 主任仏具コーディネーター

老舗仏具店にて16年以上勤務中。国宝寺院、重要文化財寺院、担当。仏壇、仏具、荘厳のプロ。

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